便秘になりやすい人というのは、生活環境に影響されている部分がかなり大きいので一概には決められないようです。ただ一般的には食物の絶対量や食物繊維の摂取量の不十分などが多いとされていて、他にも早食いや不十分な咀嚼(よく噛まない)も便秘の要因となっているようです。

 

別の病気で何か薬を常用している人の場合は副作用で便秘になることもあります。これはカルシウム剤、コデインなどの鎮痛剤や制酸剤、鎮静剤、利尿剤、鉄剤、抗うつ剤などで、ホルモンバランスの崩れなどからも便秘が引き起こされるようです。

 

普段の職場環境などから受ける精神的なストレスや生活においての悩みごとからこうしたホルモンバランスの崩れにつながりやすいようで、これらは複合的に互いに原因となる多様性も考えられ、特に女性ではこうした影響が大きくなっています。

 

又、運動不足も原因です。最近の事務仕事はパソコン作業が中心なので1日中座りっぱなしという人も多く、本来は適度な運動が消化器官を活発化させるのに必要ですが、現状は極度な運動不足となって腸の運動が鈍くなっています。

 

生活習慣では、軽い便意を我慢して、溜まってからトイレに行くという人がいますが、これも慢性便秘を引き起こす原因です。女性の場合は特に男性と比べて括約筋や腹筋力が弱いので、これにダイエットや不規則な食事などが加わると便秘要因はぐっと増えるので注意が必要です。

 

更に最近では酵素不足も便秘の原因とされているようです。この酵素については詳しく内容があまり認識されておらず、酵素不足に気がつかないことが多いとされています。